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はじめに知っておきたい ウクレレに関する知識

ウクレレはギターほど色々な種類はなく、弦もほとんどの場合ナイロン製のものを使いそのシンプルなところが大きな魅力のひとつですが、それでもいくつかの種類があり大きく分けると、

・ソプラノ
・アルト(コンサート)
・テナー
・バリトン

の4種類になります。

これは大きさ(あるいは弦のスケール)でソプラノが一番小型で徐々に大きくなっていきます。
どれを購入するかは好みとか自分の指、身体とかに合わせて決めればいいのですが、最初はテナー、バリトンよりアルトを中心に考えて決めるといいでしょう。

弦の数も、4弦をはじめ、5弦、6弦,8弦、10弦と色々ありますがはじめは4弦のものを選びます。
チューニング(調弦)も標準のものを選ぶようにしましょう。
4弦を1オクターブ低い巻弦を張った一種の変則チューニングも一部で支持されています。
ほかにもスラックキー等、チューニングには色々種類がありますがこれらはスタンダードチューニングをマスターした後でも学べますので、はじめは伝統的なチューニングをマスターして
ウクレレ独特の奏法 を学ぶ事をお奨めします。

 

1.ウクレレの各部

ボディ(トップ、サイド、バック)
最近は、コアやマホガニー以外にもセダー、スプルース、メイプル、マンゴー、ハカランダ、ローズウッド等色々な木材で作られています。
見た目と音で選ぶといいでしょう。

サウンドホール
大きさ,形に種類があります。

ネック
マホガニーを使用したものが信頼性が高いようです。
低音部から高音部にかけてあまり太さに差のないものが弾きやすいのでよく確かめましょう。
ヘッドの方から見てまっすぐなものを選ぶのがコツで、ねじれているものや反っているものは避けて下さい。

ヘッド
ヘッドの形はビルダーの顔でもあるのでそれぞれ個性、特徴を出しています。
好みで選びましょう。

ペグチューナー
ギアーを使用したもの(ギアペグ)と、単にシャフトに弦を巻くだけのシンプルなもの(フリクションペグ)があります。
一番小型のソプラノはフリクションが多く、このタイプは軽くてすっきりしていますが、チューニングが難しいのが欠点です。

ギアペグはピッチの微調整が楽に出来るので、最近はソプラノ以外はギアペグが使用されることが多いです。
どちらのタイプもノブ(つまみ)の先に大抵ネジが付いていますので弦が緩まないように少々きつめに締めておきます。

指板(フレットボード)
色々な木材が使用されますが、永く愛用しようと思ったら、エボニー等の硬い材のほうが表面が指や爪で傷付きにくいのでお奨めです。

フレット(フレットワイアー)
アルトやテナーの場合、良心的なビルダーは弾き易さと音質の為に太めのワイアーを使用します。
特にテナーであまり細いワイアーが打たれているものはお奨め出来ません。
曲がって打たれているものもあるのでよく確認しましょう。
ワイアーの両端がきちんと磨かれていないで尖っているものは避けましょう。

マーカー(ポジションマーク)
ウクレレの場合、3(ないこともある),5,7,10,12、15フレットの位置にマーカーが付きますが、時々10ではなく9フレットに付いているものもあるので気を付けましょう。
そういうのはウクレレを知らないビルダーが作ったものなので、他の部分にも問題があるかも知れません。
サイドにもドット等のマーカーが付いているものがお奨めです。

ブリッジ
昔は駒と言っていました。
ブリッジにも何種類かのタイプがあります。

⇒フックタイプ
ソプラノによく見られるもので弦の先に結び目を作りブリッジに切り込まれたスリットに入れて止めるタイプ。

⇒タイタイプ
クラシックギターと同じタイプで、ブリッジに開けられた小さなホールに弦をとおして結ぶタイプで、外れにくいのでプレイヤーにも信頼があります。

⇒ピンタイプ
多くのアコースティックギターはこのタイプですが、ウクレレの場合、弦の端にギター弦のようにボールが付いていないのでギターほど安定しないとのことで賛否が分かれています。

⇒スルータイプ
ブリッジのホールからウクレレの内部に弦をとおして、サウンドホールからその弦を引っ張り出してビーズ等を通して結び目を作るタイプで見た目はすっきりだが弦が丸まってなかなかサウンドホールから出て来ないのがイライラします。
このタイプはブリッジ自体が弦に引っ張られるのではないのでブリッジが浮くとか剥がれるというリスクを回避出来ることもあってか、このタイプを採用するビルダーも増えているようです。

サドル
ピッチ調整をより完全にする為にサドルはなるべく分厚い方がいいでしょう。
サドルが斜めになっているものはピッチが合わない場合が多いので気を付けて確認しましょう。

ナット(トップナット)
弦と弦の間隔が一定のものを選びましょう。
各弦の1フレットを押さえる時に、弦とフレットワイアーとのスペースが開きすぎるものは弾きにくいので注意しましょう。


最近はウクレレの弦も何種類か発売されています。
どんな弦を張ればいいかは結構むずかしいので経験者の意見も参考にしつつ色々試すといいでしょう。
ko'olau(All Plain) の弦は音もピッチもよくテンションも丁度いいのでお奨めです。

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2.ウクレレの調整について

弾きやすさと正確なピッチのための簡単な調整について
新品の楽器にありがちな要調整箇所としてはまず弦高があげられます。
弦高とは弦とフレットボード(指板)の距離(高さ)と考えていいのですが、これが多少高めに設定されていることが多く、そのためコード等を押さえにくい場合があります。
これは弦高が低すぎると音がビビッてしまう為、リスク回避を考えて多少高めにしていると考えられます。
腕のいいビルダーが製作したものはこの辺もしっかり調整されています。
特に自分でもその楽器を演奏するビルダーの作るものは信頼出来ます。

弦高が高い場合
サドルの底部を鉄ヤスリで削って低くするのですが、例えば1ミリ削る場合は定規等でサドルに1ミリの所に目印のラインを引いておくといいですね。
いずれにしても時間をかけて少しずつ試しながらやらないと削りすぎて泣きを見ることになります。
ナットの溝が浅過ぎても押さえにくくなりますが、これはナット専用のヤスリを使用するといいのですが、ナット調整はサドル以上に微妙なので経験が必要です。
コツはやはりほんの少しずつ削っていくということです。

ピッチ(音程)が悪い場合
ウクレレの場合、サドルと弦との接点を各弦ごとにずらして調整されているものが残念ながらまだ少ないようなので、より正確なピッチを望む場合はやはり自分(楽器店等も含め)でやるしかありません。
12フレットのハーモニクスと12フレットを押さえてピッキングした時のピッチ(音程)は同じでなくてはなりませんが、押さえた時に音がシャープ(高くなる)するようならサドルの接点をナットから遠ざけるように、逆に押さえた時に音がフラット(低くなる)するようならサドルの接点をナットに近くなるように調整します。
弦楽器は弦が太くなるほど接点をナットから遠ざけるように設定しないと正確なピッチが得られません。
ギターのサドルが斜めになっているのはそのためです。
ウクレレの場合3弦が一番太いので、もっともナットからの距離を離して設定します。
すなわちナットからの距離は1弦が最も近く、4弦,2弦,3弦の順にナットから遠くなる訳です。
ギター弦は、どのメーカーでもそれぞれの弦の太さを 0.015 とか 0.022 とかインチで表示していますが、ウクレレ弦の場合太さの表示がないこともあるので気に入ったメーカーや太さの弦を見つけたら、面倒でもその弦に合わせてもう一度調整をすればほぼ完璧になるでしょう。
新品の弦でも時々ピッチが合わないことがあり、他の弦に交換するといい結果が得られるということもあります。
ともあれスケールの短いウクレレのピッチは微妙なので、調整には細心の注意を払いたいものです。

音がビビる場合
この場合の原因、対策が一番やっかいで時にはプロにしか直せない場合も少なくありません。

考えられる簡単な原因としては、

・弦高が低い
・ネックがねじれたり反ったりして真っ直ぐでない
・フレットが部分的に浮いたりしている
・弦(特に巻弦)が寿命
・ナットの溝に問題がある(きちんと丸くなっていないで溝が大き過ぎて下部が平らだったり、反対に狭くて下部がVの字形になっていたりする)

等が考えられます。

以上はあくまで知識として書いたもので、調整等はすべて自己責任においてやってください。
万一失敗しても一切責任はとれないので、少しでも自信のない人、不安な人は迷わず専門家に相談することをお奨め致します。

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